竿の動きが制限されるし仕掛けが絡んだりするので尻手ロープが苦手だ。すっかり付けなくなっていたがキンメに続いてクロムツにも嫌われたかもで竿を落としかけてやっぱり必要かもと思い直す。散歩中に犬用の伸縮リードを見てこれなら尻手ロープが嫌いな理由を解消できるかも。
多くの釣りで電動リールで仕掛けを回収するとき以外にロッドキーパーを使わない。魚の取り込み時にロッドキーパーを使うとキーパーに竿を固定してから竿を起してビシを手に取るという余計な手順が必要になるため取り込みに時間がかかる(=バラす確率が上がる)。ビシを手に取ったら竿を船内に適当に置いて素早く仕掛けを手繰る。カイワリでもアジでもタチウオでもこの方が楽だ。例外が150号や200号のオモリを使う胴突き仕掛けの中深場釣り。竿をしっかりロッドキーパーに固定してからでないと仕掛けを上手く手繰れない。そしてロッドキーパーへの固定はミスが発生しやすい(尻手ロープがあった方が安心)。
散歩している犬の動きに応じて犬に繋いだ紐が伸びたり縮んだりする道具を見た。伸縮リードというものらしく巻尺のようにリードが手元に出たり入ったりしていた。これと同じ機構の尻手ロープなら竿からだらんと垂れていることがなくなるし、少し値段が高くなるかもしれないが細いチェーンなどにリード部を替えることで引っ張るときの抵抗を限りなくゼロにできるのではないかと妄想し始める。尻手ロープを付けたくない理由を失くせる気がする。ロッドキーパーや竿を固定するヘッド部と一体化されていればさらにうれしいかも。なんてことを考えながら類似品がないかと検索してみると「クリスティア ワカサギ 尻手ロープ」が似た構造だが自動で伸縮はしないみたい。犬用の伸縮リードを転用してみてどんな感じになるか実験してみようかな。
著者: へた釣り