東京湾で釣れる20センチ以上25センチ以下の体高のあるアジは、あらゆるブランドアジを超える美味さと思う。脂が身全体に回っているのでA5ランクアジと呼んでいる。時化避けサクッと釣行大成功釣行で釣ったアジはそんなA5ランク候補ばかりだったが、間違いなく最高級のアジだった。
釣行した日のお楽しみは釣行記をアップしたあとの祝杯。妻には「体高のあるアジをお刺身に、そうでないのはアジフライに」とお願いしたが、全部体高があるように見えて選べなくて困ったらしい。釣ったその日は脂の旨味が足りないことが多いが、青魚なので熟成が早いのかその日食べても十分に美味かった。アジフライも味見してみたが、フライにしちゃうのがもったいないくらい揚げても身に旨みがあった。
釣行翌日。いろんな意見があるだろうが、アジやカイワリなどのアジ科の魚の味のピークは2日目だと個人的には思う。とっておきのお酒、文佳人 夏純吟 うすにごり生と一緒にいただくことに。お刺身は口に入れるとアジの旨味たっぷりの脂が口の中でほわんと広がり、なかなか消えない。ラムネのような後口のお酒を一口含んで洗い流す。この組み合わせがたまらない。お刺身がなくなったら中骨を揚げた骨せんベいをあてに飲む。A5ランクアジは骨まで裏切らない。
著者: へた釣り