「知らない船宿から何か来てるよ」と妻からハガキを受け取る。送り主は「船宿 和彦丸」とある。確かに知らない。本文を読んで随分と懐かしい人からの船宿開業のご挨拶であると分かった。釣りを始めた10年前にお世話になった中金の増尾船長が独立されて鮫洲に和彦丸を開業した。
今でも十分に下手だという自覚はあるが、今よりももっと下手くそで、なんでそうなる?なことばかりやらかしていた頃の姿を知っている船長の1人である。初めてのアジ、シロギス、マゴチ、タチウオ、メバルは中金の増尾船長から手ほどきを受けた。品川駅から徒歩で行けて便利だったので2011年まで通ったが、屋形船の方に注力し釣り船は仕立て中心になってしまったため行けなくなった。増尾船長は人見知りのへた釣りが初めて仲良くなれた船長だったので少し寂しくはあったが、中金を卒業し複数隻の船を持つ船宿に行くようになったおかげで釣り物の幅が広がった。
和彦丸には京急鮫洲駅から歩いて5分くらいでたどり着けそうだ。すぐ近くにある船宿には何度か行ったことがあるので迷わずに行けると思う。釣り物はシロギスとLTアジ、キス・アジリレーをメインに、メバル・カサゴ、マゴチ、ハゼ、タチウオ、カレイ、カワハギなどにも出船するようだ。6月1日より出船を開始する。キス・アジリレーで予約を受け付けている。コロナ禍が去ったら顔を出そうと考えているが…シロギス釣りはながらくやってないので「10年経っても下手なままだね」と言われそうで不安。
著者: へた釣り