八景沖でイナダが釣れ盛っており、釣れているうちに行きたいのだが、SNSでイナダを持ち帰らずに捨てる人がいるとの投稿を見つける。リリースではなく本当に捨てている模様。刺身ならブリよりハマチ派なのでなんで?と思うが「イナダは身がパサパサ」との意見もありあれれ?となる。
イナダを捨てる人がいるとSNSに投稿したのは某船宿の関係者。港で捨てていく人もいれば、帰り道の駅やサービスエリアのゴミ箱に捨てる人もいると嘆いておられた。イナダは釣りあげても死ぬ魚ではないので食べないのならリリース可能だと思うのだが……。イナダを大量に(←この時点で間違えている)キープしてわざわざ殺してから廃棄するなんて…。イナダってそんなに価値の低い魚??? 関西人のへた釣りにとってはイナダ=ハマチである。ハマチといえば夏から秋にほどよく脂を蓄えるお刺身の定番魚。刺し盛りを頼むと入っていることもあるし、安居酒屋に行ったらマグロやタイとは違い外れずに美味しいことが多いのでよく注文する。
ある人は「イナダの身はパサパサで脂が乗ってない」という。実はこの時期の八景沖のアミ五目には何度か乗っているが、どうしたことかイナダは釣ったことはない。ということは食べたこともない。これまで釣って食べたことがあるイナダは宇佐美沖のカイワリ五目や剣崎沖のマダイ(隠れ本命イシダイ)五目に混じったもののみ。天然でしかも釣ってすぐに血抜きしたハマチなのですごく美味しかった。もしかすると東京湾まで入ってくるイナダは餌が足りずに身がパサパサになるのかも。自分で釣って確かめてみるしかない。明日は時化で無理そうなのでイナダフィーバーがもうしばらく続いてくれることを祈る。
著者: へた釣り