消費の落ち込む2月の売り上げをなんとかしようと企画されたイベントは、恵方巻きにしてもバレンタインにしても品がない。2月14日は軽く煎った煮干しを食べる「煮干しの日」なのである。カルシウム、ビタミン、必須脂肪酸であるDHA、EPAが豊富で万病を予防する。チョコなど及ばない。
急にバレンタインは品がないなんて、去年までそんなこと一言も言ってなかったよねって、……その通りである。血糖値の関係でチョコレートはこの数年食べてないが、代わりにハート形のチーズをもらっていた。熟成させながら少しずつ、2週間くらいかけて食べて楽しんでいた。今年は毎年楽しみにしている「クール・ド・ヌーシャテル」が売り切れ。娘1号から「他のハート型のチーズでもいい?」と相談されたので、「今年はいいよ」と断ってしまった。というわけで今年はバレンタインのプレゼントはなし。思春期の少年ではない。50歳過ぎのおっさんである。バレンタインというイベントが虚しく終わってもどうってことないもんね!!
2月14日は「煮干しの日」でもあるということを知る。「2(に)1(ぼ=棒)4(し)」という随分苦しい語呂合わせだが、全国煮干協会がそう制定したそうだ。今日は煮干しの日なのでフライパンで軽く煎った煮干しと焼酎のお湯割りで晩酌しよう。この組み合わせなら糖質ほぼゼロな上に、骨粗鬆症を予防するカルシウムとビタミンD、認知症の予防に効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)、血液をサラサラにする働きのあるEPA(エイコサペンタエン酸)をたっぷり摂れる。今夜はチョコを食べるであろう家族に向かって「スイーツとか言うとったら早死にすんでぇ」とくだをまく。
著者: へた釣り