尺メバルを探す旅に行けることが決まったらサビキマダイ用の竿を買ってそれで釣行しようと考えていたが、瀬戸内海の船釣りサイトを見ているとメバルはメバル用の竿の方が望ましいそうだ。何度行けるか分からない釣り物である。何本も竿を買いたくはないが…ケチったらあかんよね。
瀬戸内海マダイ用の竿はプロックスの内海鯛サビキという竿を買うつもりだった。「真鯛サビキ専用」とあるが「しなやかな曲がりで喰い込み抜群」という特徴はメバル竿に求められる特性と同じなので兼用できるかな?と考えていた。大阪北港・うみづり家の尺メバルを探す旅では40号のオモリを使うので20号くらいのオモリを使うために設定してあるメバル竿よりもむしろ適しているのではと思っていたが、瀬戸内海でメバルを釣るには瀬戸内海用にチューニングされた瀬戸内海メバル竿に限るという情報が散見される。出費を厭ってマダイもメバルも釣れる竿をというのはさすがに虫がよすぎたかも。
瀬戸内海メバル専用竿のスペックを調べてみると確かにマダイ用の竿とは違った。長さは3メートルから3.6メートルで長い方が3メートル近くあるサビキ仕掛けを扱いやすくなる。調子は6:4が多いが中には5:5の物もあり、調子が胴寄りの方が追い食いの発生率が高くなるし、1号くらいの細ハリスで尺メバルを獲りやすくなるみたい。尺メバル用ということでハリスは1号、1.2号の物を購入したが、売られていた仕掛けは0.6号、0.8号の方が多かった。竿がハリスを労わるようになっているのだと思う。安く買える竿はないかなと探してみると、アルファタックルの「FUNETATSU 瀬戸内メバル」なら1万円で買える。7年越しの夢である尺メバルを狙いにいくのである。1万円をケチったらダメだよね。
著者: へた釣り