大していい目に遭ったことがないのに毎年何戦かしているのが金沢八景・一之瀬丸の半日アミ五目。3キロくらいまでのマダイやイナダ、小型のイシダイであるシマダイなどが釣れる…はずである。今年も9月2日よりスタートする。アジ以外の魚が釣れ出したら今年もきっと行っちゃうね。
へた釣りは釣りの道を究めようなんていう求道者ではないので五目釣りが好きである。剣崎沖のイサキはイサキ五目だし、宇佐美沖のカイワリもカイワリ五目、洲崎沖の遠征ウィリーの本命はカイワリとチカメキントキだが五目釣りだ。LT深場もクロムツが本命だが何が釣れても釣果になる五目釣り。一応本命はあるけど本命に固執せずに釣れる魚を釣って楽しむのが好き。魚信が少ない釣りよりも頻繁に魚信がある釣りを好む。
アミ五目はそういうへた釣りの釣りの好みにマッチする。八景沖のアジのポイントでアジを釣りながら、マダイやイナダをあわよくばくらいのつもりで狙う。一応船長から「ここはマダイ出ますよ」「イナダ回遊するポイントです」などのアナウンスはあるが、基本はアジの反応の上に船をつけてある。仕掛けのハリスが3号と太いのでアジは専門で狙うほどには釣れない。焦れてアジ用の細仕掛けを使うことがある。細仕掛けのときに限って…というのもこの釣りの醍醐味だ。
今年考えているイタズラはイワシミンチを持ちこんでアミコマセに混ぜて使ったらどうだろうという物。アミコマセの臭いと軽さで遠く魚を寄せる。仕掛けの周りにはイワシミンチの煙幕。このハイブリッドなコマセがアジを中心に高級魚をあわよくばというこの釣りに一番適しているような気がする。イナダの時期には少し古くなったオキアミを撒き餌用にくれたこともあるので、アジ船からイワシミンチを少しだけ分けてもらえそうな気がする。
著者: へた釣り