瀧本船長から「大潮でも潮が速いかどうかは分からない」と言われたからには、今週末は平成(本当に)最後のイサキ釣りに行くことに。これで潮が速すぎて撃沈したら来季からは大潮の日はイサキを避けるというルールにすればよい。でもね……台風で剣崎沖は微妙な感じなんだよね。
「潮が速いかどうかを潮回りで判断してはいけませんよ」と教えていただいたわけだが、魚に対して負けず嫌いのへた釣りの耳には「束超えもせずに今季のイサキやめてもいいの?」と聞こえたわけだ。「仕掛け作るの間に合えば来ます」とその場では返事をしておいたが、そう答えた時点で平成(本当に)最後のイサキ釣りに行くことはほぼ決まったようなものだ。イサキの道具はしまわずに釣り具倉庫の一番取り出しやすい場所に残してある。
敵はイサキではなくソウダガツオ。コツコツと数を稼ぐ作戦で針数2本の全長105センチの仕掛けでやってみようと考えている。針の位置は45センチと105センチ。数釣りシーズンのイサキはコマセにというよりもコマセカゴに突っ込んでくる傾向があり最もよく掛かるのは一番目の針、続いて二番目の針。この仕掛けで1匹ずつ、たまに2匹釣れればラッキーくらいの腹積もりでやってみる。針数が少ないので2束釣りは難しいが欲張らずに束クリアに目標を絞る。この仕掛けの長さでもソウダガツオばかり食ってくるようならもう何をやっても無駄なので降参する。
目標はできた。目標を達成するための作戦も練れた。ところがである。台風19号と20号のダブル台風が接近中で土曜日までは時化で剣崎沖での釣りは無理そうな予報。日曜はまだ詳細な予報は出ていないが房総半島周辺には強めの南西風が残ってしまう予報になっている。今のところ微妙感じ。8月のこの時期限定の超々ショートウィリー仕掛けを作ってしまっていいものか激しく悩み中。
著者: へた釣り