ビビリのため船上でナイフは滅多に使わない。特に脂で手が滑る魚の解体は絶対に無理。釣れた魚で身餌を作りたいときはキッチンバサミで解体する。きれいにはできないが食べるわけではない。「キッチンシザース オールマイティ」が評判がよい。安い物なので迷わずにポチッとしたよ。
今現在使っているキッチンバサミは「ナチュラル チタンコーティング 魚 キッチンバサミ」。切れ味抜群な上にチタンコーティングのおかげで船に持ちこんでも全く錆ない。このハサミでサバの短冊くらいは作れるのだが、ハサミを使う人のスキルにいろいろと問題があるので手際はよろしくない。LT深場釣りで身餌作りに一苦労している姿を見るに見かねたデカッw船長が船の操舵をお休みして身餌を作ってくれたこともあるので、程度が知れよう。
半世紀以上、不器用に甘んじてきた手が急に器用になることはない。たぶん一生不器用なまま。でも、身餌は作りたいわけで道具を変えてみる。「貝印 小魚3枚おろしピーラー」なる物を買ってみた。写真を見ると中骨に沿って引けば簡単に三枚おろしができるように見える。これなら不器用でも!!と使ってみたが、全くうまくいかず自分の親指の腹をざっくりと切って、さすが貝印!! 切れ味は抜群!ということだけは確認できた。肉厚で脂ノリノリのサバには適さないみたいだ。1回だけ船上に持ちこんで釣り具倉庫の肥やしに。
船上で素早く魚をおろすことができる道具はないものかと検索してみると気になったのがカザックスというメーカーの「キッチンシザース オールマイティ」。ほかの魚をさばく用のキッチンバサミのユーザーレビューが伸び悩む中でレビュー数も多いし評価も75%が星5つとすこぶるよい。レビューの多くは釣り人の物でネガティブな意見は「刃が少し短く小魚用」「錆がでやすい」くらいで概ね好評だ。値段は643円。購入をためらう理由はないので即決でポチッ。釣りに行かないと安い釣り用小物が増えていく。
著者: へた釣り