不便が解決したり、煩わしさがなくなったりするアイデアグッズが大好きだ。鳴かず飛ばずに終わったTKB 1DAYバトルでU原工房長から借りた餌トレイベースを使ってみた。船べりに体を預ける時にズボンの男性特有の隆起部分がガビガビになるのを恐れないですみ釣りに集中できた。
コマセを使う釣りに比べれば、カワハギ釣りは服に臭いがつかないし汚れない? アサリの剥き身汁はコマセと同じくらい手や服、釣り具を汚す。特にへた釣りの場合は、ハギポン漬けしたアサリを洗わず(ヌメリを取らず)に使うので、竿のグリップは真水で洗わないと帰りの電車で異臭騒ぎとなる。もう1個所、よく汚れるのがズボンの膨らみ部分。船べりの高さはちょうど男性の股間くらいの高さである。釣りに夢中になって船べり体を預けると股間のその部分にアサリの剥き身汁が付く。乾くと薄汚くガビガビなるので臭いが気になるのと同時にとっても気まずい感じに人々の視線を集めちゃうわけだ。特に船べりにさん木がある船で木の上に餌トレイを無理やり装着すると恥ずかしいくらいにその部分が汚れてしまう。帰る前にウェットティッシュなどで拭くのだが……乾いてしまったアサリの剥き身汁はなかなか落ちない。
U原工房長からお借りした餌トレイベースを使ってみた。2本のネジでさん木に固定できるのでがっちり止まる。外れたり取れたりという心配はまずない。その上にマジックテープで餌トレイを装着するのだが、マジックテープがよほどへたってでもいない限り風や波で取れるとは考えにくい。羽田・伝寿丸は船べりの中央にさん木があった。最初、餌付けなどの作業がしやすいかもと考えて内側に向けて餌トレイベースを固定したが、股間を汚さないことを優先するなら外向きに取り付けるのが正解だ。南六郷・ミナミではさん木は船べりの手前になるので自然と餌トレイは外向きに付けることになる。これなら絶対にズボンは汚れない。些細なことかもしれないが、釣りへの集中力は確実に増す。ステンレス製でメンテナンスもほぼ不要みたいだ。水洗いだけしておけばOKらしい。
U原工房長から餌トレイベースにあべなぎさのサインをもらってくるようにというミッションを頂いたのだが……近づくことさえできずに未達成。油性マジックはいっぱい持ってるので代わりにへた釣りがサインしとくかwww 餌トレイベースはFacebookでU原工房長にコンタクトすると作ってもらえるみたいだ。さん木ありの船でカワハギをすることが多いって人にはマジでオススメの逸品だ。よく乗る船のさん木のサイズを測っておけば寸法のカスタマイズにも応じてもらえるらしい。
著者: へた釣り