禁煙が続かず、また吸い始めたとなるとみっともないので騒がないようにしていたが、本日で無事禁煙一年生になった。30年以上、尻から煙が出るほどに吸い続けてきたタバコを止められるなんて思ってもなかった。一年生になったら♪ 一年生になったら♪ おさかな100匹釣れるかな?
タバコを止められた理由。お尻が痛かったからである。痔でお尻の穴周辺が膿んで腫れあがる。どういう痛さかというと、常時剣山をお尻の穴に軽く押し当てられているような状態。お尻だけでなく高血糖で体調が悪く体のあちらこちらが炎症していたように思う。タバコを吸うと咳き込んだ。咳をするとお尻にあてがった剣山を鉄鎚で叩かれているような激痛に襲われる。お尻が爆ぜるような痛みは我慢できるレベルを超えていた。いっそ殺してってほどの痛さである。お尻の受難が収まるまでタバコを止めようと決めた。そのまま生活習慣の悪夢、糖質オフ道楽になだれ込んだのでこの1年、タバコを吸いたいとは一度も思わなかった。
『釣りキチ三平』の一平じいさんが「タバコを吸う人は魚が釣れない」なんてことを言っていたらしい。タバコの臭いが移ったエサを魚は嫌うって主旨だったと思う。タバコを吸ってても魚をバンバン釣る達人さんはたくさんいるので、タバコを吸うと魚が釣れないってことはないと思うのだが、タバコを吸わなくなったことで少しだけ釣果が上向いてるかもと思うことがある。例えばポイントの移動中。タバコを吸ってのんびりするのではなく、針を結び替えたり、仕掛けを作ったりするようになった。魚信が遠いときのちょっと一服休憩がなくなったので休まず誘い続けるようになった。腕が腕なのでだからといって大漁というわけにはいかないが、少しだけ余分に釣れてるんじゃないかなぁ~っと。タバコを吸わないと休まず手が動くってことはアサリ剥きの時間短縮でも確認されている。今年は禁煙一年生のお祝いにすごく釣れそうなリールも手に入れたので、きっとたくさん釣れる…はずっ!!!!
著者: へた釣り