「せっかく神経絞めしたならその日のうちに食べなきゃ」と教わって、マゴチを1日寝かせたことをすごく後悔した。ほかにもいろいろ持ち帰り方に問題があったようで、100%の美味さじゃないはずなのに…これまで食べた物より圧倒的に美味かった! 80センチの神経絞め具を買おう!!
持ち帰り方のまずさとして指摘されたことを整理する。血抜きをせずに神経絞めだけしたのだが、神経絞めする直前にエラや尾の付け根を切るなどして血抜きはした方がよかったそうだ(カワハギ師匠)。さらに、マゴチの身は冷やし過ぎてはいけないらしい。海水氷で身をキンキンに冷やさずにペットボトルを凍らせた物だけを入れて持ち帰ればいいんだという(みのろう師匠)。そして、食べられる分はその日のうちに。神経絞めして死後硬直が始まる前のマゴチの食感は抜群で、それを味わうためにはその日のうちに食べるのが絶対条件なんだという(シーバス師匠)。
と、まぁ、マゴチの待ち帰り方にいろいろ不備はあったのだが、それでもエラを切って血抜きしながらゆっくり殺していたマゴチに比べて神経絞めしたマゴチは別モノ?ってレベルで美味かった。これで十全ではないとすると、ちゃんと持ち帰ればどれだけ美味しくなるんだろうと、食いしん坊のへた釣りは次の1匹がものすごく楽しみになっている。この際だから自前の神経絞め用のワイヤーを買おうと決めた。長さは80センチ(何かの間違いで大きいのが釣れるかもしれない)、形状記憶型で丸めて持ち運べるタイプ(トートバッグに入れたい)。吉見製作所の「髄内神経絞 鮮度たもつ君」、ナカジマの「神経絞め具PRO GL」、Gear-Labの「活きジメ君ロング」など良さそうなのがいくつか見つかった。どれを買おうかなぁ。
著者: へた釣り