上州屋・渋谷店のY師匠に「今年、カワハギ釣れねぇ~」と相談する。魚信があっても掛けきれない。掛かっても巻き上げ中のバラシが多いという今年の傾向を説明すると、北方謙三の「ソープに行け」並みにきっぱりと「ステファーノ攻S175を買え!!」。今年も柔らかい竿への欲求がムクムクと。
へた釣りの愛竿は「閃迅カワハギ極先調子」。今年で3シーズン目になる、使いこなせてるかどうかは分からないが、手には馴染んでいる竿だ。錘を浮かせた宙での釣りもゼロテンション以下の底でも釣りもこなすオールラウンダーだと説明されている。でも、何かが悪いらしく底での釣果は芳しくない。底釣り用のもう少しオートマティックに魚を掛けていける柔らかめの竿を用意した方が釣果がまとまるのではないかと、昨年から柔らかい竿への欲求が高まってきていた。逆に、宙での釣りは積極的に掛け合わせるのではなく、ゆっくり誘い下げてクワセる釣りをするので、これ以上硬い竿はいらないように思う。
Y師匠はシマノのステファーノ新製品お試し会(正確な名前は失念)に参加されたようで、「穂先がしなやかだし胴まで自然に曲がってくれるので、ゼロテンションで魚信があったら少し送ってカワハギを下に向かせて聞き上げる、これだけの動作で百発百中とはいかないけれどすごくいい確率でカワハギが掛かってくれましたよ」と教えてくれた。まさに今出来ないかなぁ~と思っている釣り方なわけで、気になる。「巻き上げ中のバラシもゼロだったし、竿が柔らかいと不安になる深い水深ので釣りや速潮時にも操作性に問題はなかった」そうだ。
欲しい……欲しいけど、3万8000円。清水の舞台から飛び降りてしまうと、死んじゃう高さだったりする。Y師匠は「特にシーズン初期の浅場での釣りには必須の竿」と言っていたので、来年に向けて、お金を貯めてみよう。シーズンオフになると、少しくらい安くなるかもしれないしw 去年も10月後半~11月頭に「柔らかい竿が欲しい」と書いている。2年連続で同じ悩みと欲求を抱えているのだから、買って後悔はしないように思う。
著者: へた釣り