このまま剣崎沖のイサキを終幕させてしまうと絶対に未練を残すので、ワラサにリレーする遠征五目で半日だけでもイサキをやって締めくくりたい。ワラサは釣れなくてもいいけど釣る気がないわけではない。持ち帰るためのクーラーも買う予定。釣り方も一応予習していたりする。
ワラサは後にも先にも1匹しか釣ったことがない。「頑張ってコマセ撒いてねぇ」という船長の指示通り、指示ダナの下3メートル(仕掛け6メートル)でコマセを2回、3回と撒いて、タナまで巻き上げてワラサが食ってくるのを待つ。ワラサはコマセに突っ込んでくる魚なので、コマセカゴの調整はウィリーとは対極。振ればカゴの中のオキアミが全部出るようにする。一気にコマセを撒いてそれで来なければ回収する。タナで待つのは3分くらいでいいみたいだ。3分経って何も起きなければ仕掛けを回収し、最初に戻る。ハリスは基本が8号。食いが渋い時は6号にする。ワラサが食ってきたらクッションと竿の弾力を信じてドラグを効かせてやり取りする。ちょうど10年ぶりのワラサ釣り…釣れなくてもいいけど釣れたらうれしい。
著者: へた釣り