今年も7月に予定されている道東釣り三昧旅行の打ち合わせを北海道の師匠としていると、何それ? 今すぐにでも釧路に飛んでいきたくなるような情報が!! ソウハチ狙いの船でタナを変えるとサクラマスがバンバン食ってくることがあるそうだ。レア魚だし食って最高の魚である。行きてぇ!!
サクラマスはサケ属の魚でヤマメ(北海道ではヤマベ)の降海型で、全長60センチになる魚である。分布域は意外と広く富山名物「のますのすし」は本来サクラマスで作られる。古来より食べておいしいマスの代表がサクラマスであったわけだ。これまで食べたことがある希少なマス類の中ではサクラマスとベニザケの陸封型であるヒメマスの2種が頭抜けて美味かった。名前の由来は、川への遡上時期が桜の開花時期と重なるからだという。北海道では4月頃から7月に釣れるようである。
釧路沖のソウハチカレイ釣りで狙う水深は70メートルくらい。ソウハチカレイはカレイの中では浮く方ではあるがそれでも底近辺を釣る。バルーンサビキを投入したり、巻き上げたりしているとき、水深15メートルくらいで何かが食ってくると、サクラマスなんだという。群れで泳いでいる魚のようで、船下にサクラマスがいるときはソウハチではなくサクラマス狙いでタナを上げると、40センチ~50センチのサクラマスが10匹も釣れたそうだ。本命魚ではないのでいつもいるわけではないがタイミングさえあればレア魚のサクラマスをツ抜けできるとなるとこれは魅力的である。
へた釣りの道東遠征は夏休み期間中なので7月末。カラフトマスが始まるようなシーズンなので……サクラマスは無理だよねぇ~。ちなみに釧路沖で釣れるサケ属のことをギラ物というらしい。
著者: へた釣り