脇目も振らずこれを釣ると決めている時期の方が悩みが少ない。6月~8月のイサキと10月~12月のカワハギはよくも飽きずにと家族に呆れられ、ほかの魚を食べさせろ!!と叱られながらも通い続ける。それ以外の月はあれも釣りたい、これも釣りたいと釣行前にうだうだ悩み続けることになる。
目下の悩みは、ここ最近のマゴチの釣果がよすぎること。竿頭がツ抜けなんて日も多く、サイズも念願の本塁打サイズ(60センチ超)が連日船中で数本上がっているようだ。気にならないわけがない。これだけ好調ならへた釣りだってボウズを食らう心配はないような……(それでもボウズなことがあるからへた釣りなのだがw)。5月18日の江戸前釣りサ-キット大会2014春マゴチの部にエントリーしてしまっているので、釣り方を思い出しとかないと、あの人、何しに来たの?ってことになりかねない。
一番やりたい釣りは沖のウィリー五目。例年だと4月後半になり、アジやサバの群れがポイントに入ってくると終わってしまうので、週末アングラーのへた釣りに残されたチャンスはあと1回か、無理して2回。でも、今年は釣れてないのである。昨年まではカイワリやアマダイ、マトウダイなどの高級魚混じりでクーラー満タンが当たり前の釣りだったのに、今年はオキメバル中心に20匹以下の釣果に終わっている日の方が多い。へた釣りも今季開幕戦でオキメバル6匹+ウマヅラハギ4匹だけと、洲の崎沖以南まで行けた日の最貧果を更新してしまった。
今週末は土日ともに天気はよさそう。頭の中で天使と悪魔が騒がしい。「今、マゴチ釣りに行かないでいつ行くの? 60UP狙うなら今週末しかないよね!!」「ウィリー大好きだよね。仕掛けもいっぱい作ったし、餌も買いこんだのに止めちゃうの? マゴチなら5月に行けるよ」。問題は、海の神様は気まぐれなので、どちらの声が天使で、どちらが悪魔なのか行ってみるまで分からないってこと。明らかに悪魔の物と分かる声はこう囁く。「悩んでるんなら土日でマゴチとウィリー行っちゃえば!!」。マゴチかウィリーかアーアーアーどうしよう♪
著者: へた釣り