やってみたいと思いつつ、なぜか二の足踏んでやらないままの釣りが何種類かある。夜アナゴ釣りもその1つ。4月後半にシーズンが始まり、6月いっぱいくらいで終わる。アナゴの骨から取った煮詰めで作るアナゴ丼は大好物のはずなのに…「今年はあまりよくない」って毎年言われるw
夜の投げ釣りにハマっていたころ、アナゴは本当にありがたくないゲストだった。仕掛けをグチャグチャにされるし、持って帰ってもうまくおろせずに身までグチャグチャになって美味しそうに見えないしで、夜釣りのゲストではゴンズイの次に大嫌いな魚の1つだった。その後、庖丁ではなく薄い刃のカッターナイフを使えば目釘なしでもアナゴを上手におろせることが分かり、アナゴが釣れたらアナゴ丼が食べられると、大嫌いな魚から美味しくって大好きな魚に一躍急上昇した。どこで調べてきたのか分からないが、妻1号がアナゴの中骨から作る煮詰めの味はお寿司屋さんで食べる物とそん色ないレベルの美味さなのである。
昨年からメバルやマゴチで羽田・かみやに行き始める。一日船から夜アナゴにリレーする人が結構いるので、どんな釣りなのか聞いてみるのだが「面白い釣りですよ~」とは言ってくれるが「釣れている」とは言ってもらえない。これが二の足を踏む第1の理由。どうやら昨年はアナゴの釣果は芳しくなかったらしい。「釣れる人と釣れない人の差がはっきりつく」「2本竿でやる人とか見てるだけで面白いですよ」。自慢することでもないが釣れない人だという自信があるし、下手くその1本竿vs.上手な人の2本竿(3本竿って人もいるそうだ)では最初から分が悪すぎる。二の足を踏む理由その2である。第3の理由は実にしようもない。夜釣りは暗すぎてブログ用の写真がうまく撮れないw
よく釣れていて、下手は下手なりにそれなりの釣果があるというのならアナゴ丼食べたさに突撃できるんだけど……。かみやは今シーズン、天候の影響でまだ夜アナゴは試し釣りで1回、乗合船で1回しか出船していないので、どんな釣況なのかはよく分からない。今年はアナゴのアタリ年ってことになってくれないかなぁ~と願いつつも、1日船から夜アナゴにリレーして果たして集中力が持つのかしらと、今年も釣況次第では行く気に一応なっていたりする。
著者: へた釣り