魚を釣るのは楽しい。でもって、釣った魚は美味しいので二度楽しい。へた釣りは魚を釣る道具も好きだし、釣った魚を美味しく食べるためのグッズも大好きなのだ。買おうかなぁ~と思っているのがミヤエポックの魚の内臓取出しバサミ「ぐさぶろー」とTICTの神経締め器「アジ締めピック」。
へた釣りは締め方が分かっている魚は一応締める。アジ、サバなどの小型青物系はサバ折りにする。頭を掴んで背側に折り曲げ首の付け根をぽっきり折って、バケツでしばらく血を抜いてからクーラーへ。シロギスはサバ折りとは逆の方向へ胴を両手で掴んで親指でグイッと押して首を折る。これまたクーラーへ。クーラーにはたっぷりの氷を海水で溶かした氷水。家に持ち帰るまで水は捨てずにキンキンに魚が冷えるように気を使っている。もっと大きな魚は、ナイフでエラと尾の付け根を切り、脊髄を突き刺して血抜きする。
上で紹介した方法で、十分釣ったお魚を美味しくいただけているのであるが、もっと美味しくできないものかと調べていると、まず気になったのが「ぐさぶろー」。釣った魚からエラと内臓を一気に取り去るツボ抜きという下処理を船上でやっちゃおうという道具だ。ツボ抜きは2本の割り箸を使ってエラを挟んでお腹まで刺して捻って抜き出す。首を折らなくても下処理&血抜きができるため、煮付けや塩焼きなど魚の姿をそのまま残しておいた方が見栄えがする料理の処理にいい。「ぐさぶろー」は割り箸よりもきれいにツボ抜きできる道具。錆びにくいステンレス製のトングのような形状で内臓を根こそぎ引っ張り出しやすいようにカエシが付いている。1000円くらいのものなので、メバル&カサゴの下処理用に買っちゃおうかなぁ~。
神経締めの道具はこれまでにもたくさん発売されており、釣り具店の店頭でも見たことがある。機能的にはそれで十分なんだろうが、ただの細いワイヤー??? 神経締めって難しそうと意味もなく敬遠していたのであるが、「アジ締めピック」ならちゃんと握る部分も付いてるしへた釣りでも神経締めできるかもという気になった。全長18センチのチタン製のピックなのだが、アジの鼻からピックを刺していき、アジがピクピクと痙攣し死んだら神経締め成功。メバルなら目の端から側線方向に「アジ締めピック」を刺していくとピクッとなり神経締めできちゃうらしい。ただし、ピックの先端はやや太めなので、アジにしてもメバルにしても大物用。20センチ超の魚でないと神経締めはうまくできないらしい。神経締めしてから血抜きして持ち帰ったアジは身が硬直することなく刺身の味が格段にアップする。
著者: へた釣り