伊豆合宿を終え、東京に帰ってきてから1月の釣り物に悩んでいる。カレイはどうやら産卵期のようで自粛。タチウオは今年はよかったが忍者みたいに神出鬼没の魚らしく来年はどうなるか分からない。ひょっとして東京湾の船からの釣りモノ選びは1月が一番難しいかもという気がしてきた。
釣りモノがないわけではない。ビシアジやシロギスは年中休まず出船している。ほかにもヤリイカ、スミイカなどのイカ船は盛期のようなのだが、へた釣りはイカ(というか軟体動物全般)が触るのも食べるのも苦手なので、マゴチのゲストでスミイカ、カワハギのゲストでタコが釣れれば喜んで持って帰るが、わざわざ狙って釣りたくない。カワハギは引き続き出船しているが、竿頭の人でも10匹くらいなので、へた釣りだと2~3匹しか釣れない気がして12月末か1月頭の伊豆での釣行を最終戦にすることにしている。
タチウオはまだ1回しか行っていないが、釣って楽しい食べて美味しい魚であった。が、どうも1月か2月上旬のある日を境にパタッと釣れなくなってしまう魚らしい。群れがいる場所から突如として姿を消し、もっと深場に落ちていってしまうという。今年は久里浜沖のポイントで釣れているが、来年はどうなるか分からないという釣りモノで、好漁が期待できるポイントが見つかればスポット出船で対応している船宿が多い。
マダイは1月に入ると越冬ポイントと呼ばれる深場に集まり始めて、荒食いを始めるらしく好調のようだ。上手な人だと5~6枚はコンスタントに釣っている。でも、10メートルのハリスを扱う自信が全くないのでなかなか手が出しづらい。もう1つ、「クロダイより先にマダイを釣ると会社が赤字になる」という妙なジンクスがあるので、マダイを釣りに行けないという妙な事情もからんでいる。
アマダイは気になる釣りモノだ。へた釣りが生まれ育った関西ではグジと呼ばれている魚ですましの椀種などで最高級の魚である。しかも、イサキやカイワリで使っている竿、FIELDER AMAMARUのAMAはアマダイのアマ。竿はあるので、一度挑戦してみようと思う。水深80メートルくらいのポイントを片天秤仕掛けの吹き流し仕掛けで狙う。仕掛けの長さは4メートルで2本針。底から1メートル錘を切って小刻みに誘って釣るうようだ。
水温が下がり始めているので、水温と釣果が安定する深場の釣りも1月の東京湾の釣りモノの1つのようだ。少し浅目のオニカサゴ、キンメダイやアコウダイ、ムツが本命の深場五目が出船しているようだが、錘120号のオニカサゴならともかく、錘300号となると竿もリールも持ってないし、落として電動で巻き上げるだけの釣り(たぶん、誤解)のような気がして、これまた手を出せないでいる。
著者: へた釣り