ラスト15分までアカムツどころかクロムツも顔見ずだった雨中の筋トレ釣行。水深150メートルから釣りあげた魚は浮袋が口から飛び出てしまうのでリリースできない。シロムツ、ドンコ、身の量が足りないのでユメカサゴを持ち帰った。オリーブオイルでザコージョにしてワインのお供に。
クロムツは炙ってお刺身で食べたいと妻1号に伝える。ほかの魚はどうやって食べようかと悩んでいた。シロムツは天ぷら、ユメカサゴは煮付け、ドンコは味噌汁にすれば美味しいことは知っているが、いかんせんいずれもサイズが小さいので脂の乗りは期待できないし、それぞれ数匹ずつしかいない。調理の手間と食べられる身の量が釣り合わない。妻1号は思い切りのいい人なので特に何も指定しなくてもオリーブオイルで煮込んだ(揚げた?)アヒージョ風の何かにしてくれた。週末のお楽しみのワインを抜栓したら「たぶんワインに合うよ」とテーブルに運ばれてきたのだからたまらない。3種の魚の身は食感が違って面白い。レンコンはシャキシャキとした歯ごたえが楽しめ、油との相性も抜群だ。釣行記を書くときは外道という言葉を避けてゲストと表記している。ゲスージョではなんだか食欲をそそらないので、親しみを込めてザコージョと呼びたい。
翌日からクロムツの炙り刺しを食べ始めたが、厳寒期に釣れるものより夏に釣れるものの方が脂の乗りがよくって美味しい。東京湾口で釣れたものと初島沖で釣れたものを比べると、同じくらいのサイズだったが初島沖のクロムツの方がほんの少し脂の乗りがよかった気がする。食べているエサの差なんだろうか? 羽田・かみやのLT深場五目は「頃合いみて企画します」とのことなのでタイミングが合ったらまた行く。
著者: へた釣り