例年ならハマチ♪と喜んでいるイナダだが…今年は釣れすぎてしまいちょっと持て余してしまっている。久里浜・平作丸釣行でお世話になった五郎丸の常連さんから「イナダは塩イナダにしてから食べるのがよい」と教わる。作り方は難しくはないが、問題は冷蔵庫にスペースがあるかだ。
平作丸に無事たどり着けるかなぁとドキドキしながら乗り込んだ久里浜港行きのバスで釣り具を持った2人組と出会えてお世話になった。行きは「大浜」というバス停で降りるのがよく、帰りは「東京湾フェリー」から乗るとバスが空いているそうだ。帰りのバスでも一緒になり、イナダの食べ方まで教えてもらった。エラと内臓だけ取って皮に薄く塩を塗り込む。その状態でキッチンペーパーに包んで冷蔵庫で一晩寝かせると、身が一回り小さくなって味が濃縮され、びっくりするほど美味しくなるんだそうだ。
それって、荒巻鮭のイナダ版?と思い調べてみたら、年末年始にブリを食べる習慣のある西日本では、ブリを塩漬けにした塩ブリが「年取り魚」として食卓を飾ると知る。サケは「栄える」に通じ、ブリは出世魚ということで縁起がよい魚とされている。今回釣ったイナダを年末まで持たせるのは厳しそうだが、釣り納めでイナダが釣れたら塩イナダを作ってみる。生で食べてもいいし、焼いてもよさそう。汁物の具にもということなのでお雑煮にも使える気がする。
著者: へた釣り