コマセ振る意味ないレベルの速潮釣行は日が傾いた時間帯に潮がかっ飛んで思うような釣りができずカイワリを追加できなかった。そのせいで釣行記はテンション低かったが、1匹とはいえお刺身最強のカイワリがいるし、でっぷり熟アマダイもいるし、キンメもらったしで今週は豪華な食卓に。
へた釣りの場合、釣りの満足度は船中の順位や何匹釣ったかということよりも狙い通り思うような釣りができたかどうかに大きく左右される。コマセ振る意味ないレベルの速潮釣行はカイワリの期待度が最も高い沖上がり前の時間帯に、速潮に全く釣り方を適合させることができずに、何もさせてもらえなかった。沖上がりの合図とともにあか~~ん!!と天に向かって叫びたくなった。自分では気付いていないが、こういうとき物すごく無愛想になるらしい。ゴールデンウィーク以降、なぜか好漁が続いていたので、大して釣れない本来の自分の姿を忘れていただけのような気もするが……。
家に帰り妻1号にお魚どう料理するの?と聞かれて、あ~してこう~してと考えていると、あれ? これって別に釣果悪くないかもと気付く。お刺身はカイワリ。カイワリがいるときはほかの魚は見劣りするのでお刺身にはしない。大きい方のアマダイは半身は味噌漬け、残る半身は酒蒸しに。このサイズのアマダイなら頭とアラは塩焼きにして美味しい。小さい方のアマダイは松笠揚げにすれば、脂の乗り足りなさをカバーできるはず。I崎タコ名人にいただいたキンメダイもいる。30センチくらいのキンメは干物にすると最高だ。これで撃沈なんて書いたら釣りの神様に嫌われちゃうよねと反省。
著者: へた釣り