宇佐美でアカムツ→カイワリのダブルヘッダーをやると報告したら、アカムツを釣らせてやろうとする優しい名人さんたちがアドバイスをくれるのだが……その内容は「置き竿で動かすな」というものばかり。カイワリの合間にやるかもしれないイサキまで「置き竿で動かすな」……本当なの?
アカムツは誘って魚信を出す魚だと聞いたことがある。船上にいる間はほぼ休むことなくなにかしていないとダメな多動性中年のため、竿を操作していい釣りしか基本やらないことにしている。最初にあれ?と思ったのは治久丸の船長から「伊豆のアカムツは誘わない方がいいですよ~」。誘わない方がと言われても誘わないで置き竿でのんびりとするのは釣りじゃないと思っているので、アドバイスは無視して誘いまくる。結果は3戦してボウズ・ボウズ・ボウズ。今週末こそはと気合を入れていると、いただいたアドバイスは「置き竿が一番」。う~~む。ボウズ続きだからって魚欲しさに置き竿ができるなら、もう少し釣りが上達している? 轟沈してもいい! 誘って釣る。
アカムツはこれまで1匹しか釣ったことがない魚なので誘うなと言われるとそうなのかも?と思ったりもするが、イサキまで動かしてはいけないと言われると、頭の中が???だらけになる。イサキはウィリーやカラー針で狙うことが多い魚なので、誘いに反応しないということはないはず。剣崎沖でなら誰よりも動かしまくってちゃんと釣れているので、オキアミをポロポロこぼして長ハリスの置き竿でというマダイ狙いのような釣り方がどうもピンとこない。「シャクると群が逃げる」なんてアドバイスもあり……初島沖のイサキはよほど気難しいのかな?
著者: へた釣り