へた釣りは物持ちがよい人で「まだそれ使ってたの?」と驚かれることがある。今使っているハサミは2013年1月に買った物なので5年半ほど使った。さすがに切れ味が鈍り始めサバ短を作るとき脂で滑って一苦労することに。深場の勇者様から借りた100均のハサミが具合がよかった。
「ナチュラル チタンコーティング 魚 キッチンバサミ」は買った当初は切れ味抜群だった。オニカサゴの毒のある棘を簡単に落とせるし、これ1本でサバを三枚におろしてエサのサバ短を作れていた。刃に溝があり滑りにくいのでPEラインも余裕で切れる。これ一本で船上での切断はすべて賄えていた。優れた道具も経年で劣化する。チタンコーティングのおかげで錆はないが、刃の部分は少し鈍ってきており、ネジの部分が少し開いてしまい、最初のころの切れ味はなくなってきていた。少し前に「キッチンシザース」という魚をさばく用のハサミの購入を検討したのも、そろそろ買い替え時だと感じていたから。
船中0じゃどうしようもないよねアカムツ釣行でも、釣れたサバをさばいて新鮮エサを作った。三枚におろすところまでは何の問題もなかったが、短冊状に切る段になって、刃が脂の乗った皮の上を滑ってしまい、上手く切れないという事態に。同行していた深場の勇者様にハサミを借りると、それがいたって具合がよい。サクサクと短冊を作れてしまう。しかもそのハサミは100均で買えるものだと聞くと、即座に「俺も、買ったぁぁぁああああ!!」である。たぶん同じ物だろうと思われるハサミがダイソーで見つかった。お値段108円。切れ味が落ちればすぐに買い換えても惜しくない。刃にミゾがあって滑りにくくなっており「軽い力で固いものも切れるハサミ」と書いてあった。キッチン用品ではなく文房具として売られていた。
著者: へた釣り