釣り用の小物でお世話になっていたミサキが事業停止したようだ。東京ではどの釣り具店でも必ず仕掛けなどの小物が置かれていた馴染みのブランドだけにびっくりした。剣崎沖のウィリーイサキで必須の天秤スナイプアーム1.2mm-25cmが入手しにくくなるので買い占めに行かないと。
竿など高額の商品は持ってないのでアフターサポートの問題はへた釣りに限れば発生しないが、ある小物だけはいろいろほかの物も試した結果、これじゃなければダメという物がある。スナイプアーム 1.2mm-25cmという細軸で食い込みが抜群の天秤だ。ほかの釣りの天秤は絡みが少ないチドリ式天秤に置き換わっていく中で、剣崎沖のイサキ、特にウリンボの数釣りシーズンに使う天秤はこれでないと絶対にダメなのである。ほぼ同じスペックの物はヤマシタからも出ているのではあるが……なぜか釣れた印象が残っているのはスナイプアームなんだよね~。定価430円で実売400円くらいの物なのでネット通販で買うのは送料を考えると割高になる。釣り具店で見つけたら買い占めるしかない。
ミサキの事業停止の理由は「中国製造で労務費高騰・円安で輸入コスト高で採算性悪化、レジャー用でも船釣り用品が多く売上不振」と説明されていた。中国での製造コスト増、円安の問題は多くの釣り具メーカーが抱えている。これを理由に商品の価格改定が行われることは珍しくない。釣り人口が減少傾向にありバスブームに湧いた1990年代後半から比べると3分の1以下の規模になっているというデータを見たことがある。「船釣り用品が多く」ってことは、レジャーの中でも釣りが、釣りの中でも船釣り人口の落ち込みが激しいのかな? 週末アングラーで毎週満員の船に乗っているへた釣りには実感しづらいことなのだが……。
著者: へた釣り