臆病者なもので、怖い物は触らない主義だ。アマダイ釣りで何かの間違いで釣れたエイ。図鑑で調べてみるとシビレエイだと思われるが、触るとほどよくビリビリと感電できて非常に面白い物であるような。昔は出産や手術の麻酔代わりに使われたという話もあり感電しとけばよかった?
まずは動画。
ダイバーさんたちの間で触って感電体験するのが流行っているのか、これ以外にもいくつか同様の動画が見つかった。感電といっても発電した瞬間に思わす手を引っ込める程度の刺激であるように見える。シビレエイには毒棘はないようだ。
漁師さんだろうか? イケスに入ったシビレエイでわざわざ感電して楽しんでいる人も。やっぱりビックリしてエイを掴んだ手を離している。発電量は成魚で電圧が40~80V,電流が40~50Aとされており、豆電球が点くくらいと書かれていたりもする。ビックリはするけど人体に悪影響はなさそうだ。
シビレエイについて調べてみると、発電機能は他の魚から身を守るための機能であるとともに、砂泥の中の小動物や小魚を電気ショックで麻痺させて捕食するためのものであるらしい。発電機能を身につけた分、遊泳能力は退化し、エイヒレを使って泳ぐのではなく、尾ビレで泳ぐ。このためあまり早くは泳げず、砂に潜って待ち伏せ型の捕食をするようである。針付きのオキアミに電気ショックをくわえ、飛びついてきて釣られちゃったのだとすると、なんだか少し気の毒だったり。
ソクラテスが「シビレエイのような人」と言われていたとかいないとか。古代ギリシャでは、出産や手術時に痛みを麻痺させるためにシビレエイが用いられていたとかいないとか。手術をする個所にシビレエイを押し当ててビリビリ。手術する個所によっては…特に出産のときは女性のどの部分に押し当ててた?と考えると滑稽すぎて何と言えばいいのやら……ご愁傷様? へた釣りが釣ったシビレエイはH林達人の指示で生きたまま桟橋まで持ち帰った。その後どうなったのかは知らないが、ひょっとしたらかみやのイケスで発電してる?
著者: へた釣り