FGノットが釣り場でできないので「システムスティック」買おうかなぁという話を書いたら、何度か船で会ったことがあるキス釣り名人のtt先生からTwitterで「YouTubeで堀田流FGノットを見れば簡単です」と教わる。わずか1分でFGノットが完成している動画……手品みたいでビックリ!
わずか1分でFGノットが完成している問題の動画がこれ。実際には、30秒くらいで20回の締め込みが完成している。ハーフヒッチで補強していく作業がこのあと続くのであろうが、それでも2分と掛からずに摩擦系ノットが完成している。で、実際にへた釣りもやってみたのだが……PEラインを口で咥えると、手元が見づらいのでちょっと作業がしにくい。結びあがりは不ぞろいでちょっと不安な状態だった。
改良版となるのがこの動画の方法。やっていることは同じなのだが、口でラインを咥えるかわりにリールのハンドルを使うので、手元が見やすく作業がしやすい。リールのドラグを調整することで適度なテンションを維持しつつ作業できるんだという。これならきれいには結べるが、堤防にしても砂浜にしても竿を地面に置いて大丈夫って状況はあまりないような気がする。自宅での作業用かな?
と、ここまで確認して(手元をはっきり確認して)やっと気が付いた。EZノッターでもシステムスティックでもやっていることは同じ。PEラインに適度なテンションをかけてリーダーを1回1回丁寧に絡みつけ締めつけていく。あとは慣れの問題で手元の確認が不要なら口でOK。竿を地面におけるのならリールのハンドルで固定。竿を脇に抱えて作業できるのがシステムスティック。竿なしでもラインにテンションをかけられるのがEZノッター。仕組みは全部堀田流FGノットだ。
PEラインを人差し指と小指に巻き付けて手首をひねってからめていくというやり方は何度やってもうまくいかない人でも、堀田流FGノットならちゃんとすっぽ抜けないラインシステムが組める。不慣れなうちはいろんな道具の助けを借りて、ちょっとくらい時間が余分にかかっても、確実に結んでいければいいってことだと思う。でも…道具なしで組めた方が急なトラブルに対処しやすいので、口に咥えての練習もちょっとだけしてみようと決心する。
著者: へた釣り