北海道遠征は荒天のためアオゾイは不戦敗に終わった。船釣りは無理でも堤防でなら釣りはできたと思う。来年は船が出船しなかったとき用に堤防釣りの道具も持って行こうと決めた。何が釣れる?と調べていると…シシャモ!! 真性シシャモといえばいまや高級魚である。釣ってみたい!!
釧路滞在中は幣舞橋たもとの船の出船場所や食事をすることが多い末広町近くに宿を取るので、徒歩圏内で行ける釣り具店はつり具センターというお店になる。暇つぶしによく行くわりには大した物は買わないので、いいお客さんではないのだが、金属製の鮭バットなど、北海道でしか見られない釣り具を発見してはニヤニヤと楽しんでいる。入口に置いてあった釣果ボードを見ていると……「釧路西港(第一埠頭) シシャモ 10~20匹(針8号)」と書いてある。これは気になる。というより、アオゾイ以上に釣ってみたい魚かも!!
北海道の師匠にシシャモの釣り方を聞くと、サビキ仕掛けにアオイソメを小さく付けて釣るらしい。アミエビで寄せてサビキで掛けるという釣りだとすると、10~20匹という釣果では物足りないので、アオイソメを付けて置き竿回遊待ちというスローな釣りになるのかな? とするとアミエビのコマセは撒くというより臭いで寄せるために海中に入れておくって感じだろうか? シシャモ釣りは日中よりも夜が本番らしく、投光器と発電機を持ちこんで海面を照らして釣ることもあるようだが……投光器も発電機も持ってないので日中勝負になりそう。錘は20号といっていたので磯竿ではなくメバル竿がいいのかな? 分からないことだらけの釣りだが1年先のことなのでのんびり調べてみよう。自分で釣ったシシャモの干物で晩酌なんて実に楽しそうだ。
シシャモ以外だと、7月下旬のこの時期はコマイが釣れるようだ。コマイは何度か釣ったことがあり、投げ釣りで狙う。北海道の場合、浜からの投げ釣りは昆布などの浮遊物が多いので胴突き仕掛けが有利になることがあるが、堤防からなら片天秤の吹き流し仕掛けの方がエサが自然にたなびくのでよく釣れる。投げ竿1本と投げ用リール、仕掛けをいくつか持って行けば手軽に狙える魚なので、来年は忘れずに持って行こう。
著者: へた釣り