「ない!!ということを教えてやる」と続けたいが、竿を扱う人はニュータイプどころか、ポンコツなので「魚信らなければどうにもならない」と今年も船上で途方に暮れることになる。カワハギの物欲シーズンが始まった。今年の目玉は「極鋭史上最強」であるらしい「極鋭カワハギ EX AGS ZERO」。
昨季にカワハギ用の竿を2本も新調しているので宝くじに当たりでもしない限り買えるあてはない。カワハギ地獄の閻魔大王様をして「極鋭史上最強の竿」と言わしめた新竿がどんなスペックなんだろうってことを調べて楽しむことくらいは許されるはずだ。自重が60グラムを切った59グラム。60グラムを切るためにブランク(SVFナノプラス)、ガイド(AGSの薄肉・軽量化)、リールシートが見直されたようだ。軽量化したから剛性が犠牲になっているわけではなく、軽量と高剛性を同時に実現しているから「極鋭史上最強」なんだと思う。
全長は175センチでダイワ風の表記だと1245調子となるようだが、「穂先は1344より柔らかく穂持ちは1344より硬い調子ですので、1245とも1445表現できますが、柔らかさを表現するため1245としています」と説明されているのでよく分からなくなる。ダイワの新テクノロジーであるESS(感性領域設計システム)で設計された新竿は、昨季までは通用していた穂先、穂持、胴、バットの硬さを5段階で表記するという方法では、表現しきれなくなったってことかな? ボトム~宙とオールマイティに使える竿のようだが、「『ゼロテン』時に特に威力を発揮する柔軟な高感度穂先」が最大の特徴であるらしい。
今年のカワハギ釣りのお楽しみは、極鋭カワハギ EX AGS ZEROを使っている人を見つけたら、「竿の性能の違いが戦力の決定的な差ではないということを教えてやる!!」と心の中で宣戦布告してみることにしようwww 定価7万8000円の竿を躊躇わずに買えるようなカワハギ地獄に堕ちた亡者さんを相手に勝負を挑んでも無駄だってことは十分に承知しているんだけど……。持たざる者は持たざることを楽しまないとねw へた釣りは今年も「メタリアカワハギ(TKB)MMH-175」で頑張る!!
著者: へた釣り