エビを含む甲殻類を好んで食べないのでアルゼンチン赤エビなるエビの存在を湾フグの定番エサとして知った。釣具店ではなくスーパーで買えるエビであるらしい。肉のハナマサまでお目当てのエビが売られているかどうかを調べに行った。8匹で380円だった。高いのか? 安いのか?
「赤えび」とだけ書かれて売られていた。アルゼンチン赤エビかどうか自信がなかったので裏返してみると「原材料名アルゼンチン産アカエビ」とあったので間違いない。「酸化防止剤(ピロ亜硫酸ナトリウム クエン酸)」と書いてあったのが気になるが「生食用」なので、人間が食べても問題ない物だからフグは気にしないと考えることにする。このエビが安定して安価に輸入されるようになったのはエルニーニョ現象のおかげであるらしい。何が幸いするか分からないものである。
想像していたよりずっと大ぶりで立派なエビである。頭までしっかり付いている。頭の味噌まで味わえるってことかな? これは確かにカットウ針のハリスが14センチくらいないとエビと針がぶつかっちゃうなって大きさだ。でも、エサが大きすぎるようならカットしちゃえばいいみたい。
「健太郎船長直伝! 東京湾フグカットウ 赤エビ餌付方法」によればカットウ針よりビーズ1つ分なので1センチくらい上でエビをカットし、カットした部分はくわせ用の針に利用すればいいようである。健太郎船長は金沢八景・野毛屋のフグ船の船長さん。
著者: へた釣り