年末年始を東伊豆の熱海~伊東周辺ですごすことが多いので、初詣は来宮神社でってことが定番化してきた。伊豆山神社や神祇大社などもあるのにどうして来宮神社かというと、大楠の周りを一周すれば寿命が1年伸びるから。毎年一周していれば、不老不死になれるはずなんだけどw
来宮神社が好きな理由はもう1つ。酒難除けという変わったお願いができるから。へた釣りは大の酒好き。しかも、お酒に意地汚い性格なので、あればあるだけ飲んでしまうという実に困ったちゃんなのである。それでいて酒に強いかというとそうでもない。車が通る道の真ん中で大の字になって寝てしまったり、自転車に乗って縁石に突っ込み、足の骨を折ってしまったなど、酒難も結構引き起こす。来宮神社に毎年詣でて、酒難除けのお守りをもらっておかないと、怖くてお酒を飲めない。
来宮神社は坂上田村麻呂が戦の勝利を祈願したという歴史もある由緒正しい神社。祭神は五十猛命(いそたけるのみこと)。素戔嗚尊(スサノオ)の子で、その体毛からできた樹木の種を全国に植林していった林業の神である。酒難とは関係なさそうな神であるが、来宮(きのみや)の来(き)が「忌」と同じ音であったため、物を忌む(断つ)神様として定着していったそうだ。本来は禁酒あるいは断酒の神様ということになる。なのに酒難だけを除いてくれるというダメな人の味方っぽい神様の在り方が気に入っていたりする。
著者: へた釣り