「モノノ怪」や「空中ブランコ」などを手がけた中村健治監督のオリジナルアニメ「つり球(たま)」が4月から放映される。高校生の日常と心の成長を描く江の島舞台の青春群像劇ということなのだが、物語のキーワードは「釣り」と「宇宙人」。釣りガールに腐女子を取り込む試みなんだろうか?
コミュニケーション障害気味で友達のいない男子高校生の真田ユキ。そんなユキを気遣って釣りをさせようとする自称宇宙人のハル。釣りの腕はプロ並みだがキャッチ&リリース派なのかカルシウム不足でイライラしている宇佐美夏樹。そして謎のインド人、アキラ・アガルカール・山田。ユキはフランス人の血が入ったクォーターだし、宇宙人のハルは当然ユルめの不思議男子、夏樹はクール系メガネ男子で、アキラは寡黙な謎の人……とくれば腐女子を狙っているのは明らか。この4人が出会うことで「この小さな島の大きな大きな物語が動き出す」らしい。
釣り関係の漫画・アニメの話題がもう1つ。江口賢一の「激ウマ! 釣り船御前丸」がようやく単行本になってまとめて読めるようになる(つーか、既に82話なのにやっとw)。コンビニ売りの単行本で20話収録されて500円。父親の釣り船を手伝うことになった女子高生→のちに浪人生の御前海奈と頑固でイカツい父・泳造と釣り人とのふれあいを描いた人情コミック。こちらはキャッチ&イートで「釣ったら喰わせろ」がモットー。釣魚のレシピまで付いていて500円分十分に楽しめる。発売はコンビニ&一部書店にて、2月20日。
著者: へた釣り