釣りは針を魚の口の中に入れてなんぼ。針選びはすごく大事と心得ている。“待て”を覚えた女=妻1号はアジ23匹釣行は小アジの比率が高くムツ針10号では魚信はあれど竿先を揺らすだけで針掛かりせずということが頻発した。釣行記には9号の仕掛けも必要と書いたが…やっぱ要らない?
LTアジの針はムツ針の10号と11号を使っている。基本は10号を使うが、アジのサイズが25センチ超えの物が中心のときは11号の針を使う。アジはエサを吸いこむようにして食べ、口の横の部分が薄い膜状になっており伸びる構造になっている。口の中に入った針が口の中を滑り上あごなど硬い部分にしっかり刺さるのを向こうアワセで待つ。口の大きさに対して針が小さいと針先が口の硬い部分に立つ前に柔らかい部分に刺さってしまうことが増えると想像している。アジのサイズに対して適正なサイズの針を選ぶとしっかり口の硬い部分に針掛かりする。LTアジで狙う20~25センチのアジだと10号がちょうどよい。剣崎沖などで25センチ~35センチのアジを釣るときは11号に針のサイズを上げると針の掛かりがよくなる。
魚信はあれど針掛かりしないケースは口の中に針が入りきってないのではと考えている。アジは何度もエサの赤タンを食らおうとアタックしてくる。その都度魚信は出るが針が口の中に入ってないので釣れない。口の近辺にスレ掛かりして小型のアジが釣れてくることが何度もあった。対処方法は針のサイズを9号に落とすことだとは分かっているのだが…9号だと一番釣りたいサイズである25センチ級のA5ランクアジをバラす確率が上がるような気がする。へた釣りは竿頭になるということに全くこだわりがない。一番釣りたいサイズを逃してまで小アジの数釣りにこだわる理由はない。アジの仕掛けはムツ針10号と11号だけでいいと割り切るのが正解か…南蛮漬けは美味しいけどね。
著者: へた釣り