これ食ったらまた釣りたくなる。釣ってから3日ほど寝かしてからオニカサゴを鍋にして食べた。寝かしたことで身に脂が溶けだし、鍋で煮るとぷりふわとろりんな食感。ポン酢をほんの少し付けることで白身の優しい甘さが引き立つ。大きい物の方がより美味しいので40up釣りたいなぁ~。
釣ったその日に食べるのは胃袋だけ。きれいに汚れを落としたら少し塩を加えた鍋で2分ほど湯がく。流水でもう一度汚れを流したら氷水で冷やす。コリコリとした食感が楽しめる珍味となる。胸ヒレはヒレ酒用に干しておく。身をいただくまでには最低でも3日間は我慢。熟成させることで硬いだけの身に脂がまわって旨みも甘みも増す。湯引きのお刺身にしても美味しいがへた釣り家では鍋にする。中骨を少し焼いて鍋に入れ、頭はそのまま鍋に入れて出汁を取る。お魚の身がたっぷりとはないので、お野菜とお豆腐をまずはその出汁で煮ておいて、煮えすぎないように人数分ずつ切り身を鍋にいれていく。お野菜をつまみながら魚が煮えるのを待つ。ほどよく弾力をがあるオニカサゴの身をお箸で崩し、口に運ぶ。“ぷり”とした食感、“ふわ”と感じる甘み、“とろりん”と脂の旨みが遅れて口の中に広がる。自分で釣ったオニカサゴのぷりふわとろりんは至福である。
著者: へた釣り