TKBに参加するにあたって一番大事なのはあべなぎさのサインをもらうための油性マジック、次はダイワの竿とリール、三番目に大事なのは釣ったカワハギを活かしておくためのエアポンプ(=ブクブク)である。3匹合計長を競うTKBの場合、検量まで活かしておけば1.5センチ得をするのだ。
カワハギは死ぬと縮む。マジ?と言われそうだが、マジである。釣ってすぐに測ったときと死んだあとで測ったときの大きさは25センチ級で0.5センチくらい縮む。これが3匹分となるとTKB寸で1.5センチ損しちゃうわけだ。船に海水循環パイプがあってカワハギを放ったバケツに海水を送り続けてくれる船ならよほどたくさん釣らない限り沖上がりまで死ぬことはない。問題はバケツで海水を汲む船だ。25Upの良型だと放置しておけば1時間もすれば死んでしまう。TKB寸で損をするだけでなく死んでしまうと肝が臭くなって美味しく食べられない。かといってクーラーに入れて冷やしてしまうともっと縮んでしまう。
というわけでTKBにはエアポンプを必ず持って行く。FP-2000という単1電池2個で動く物だ。このポンプでエアレーションしているバケツに離したカワハギは今のところ死んだことがない。さらに、お尻に突き刺してエア抜きするための針。活かしておくってだけならエアポンプがあればエア抜きの必要なないのだが、そこは気分である。バケツの中で元気に泳ぎ釣られた腹いせに水を吹きかけて攻撃してくるカワハギの方が大きく見える。あとはポイントの移動時などにカワハギをサイズで選別してバケツの中にいるのは常時大きい順に3匹だけにしておけば、釣った魚を美味しく食べられるし、検量も速やかに行える。
海水循環ポンプが稼働していない船からTKBに参加するけど、ブクブク持ってないって人は安くてもいいので乾電池式のエアポンプを買っておこう。釣り用のはパワフルでいいが、値段が高い。観賞魚用の物なら比較的安く手に入るので、観賞魚を扱っているペットショップで探してみるのもいいかも。
著者: へた釣り