午後は干潮に向かう時間帯になるため釣りは諦め、本日も子供たちと磯遊び。エビを捕まえてお小遣いゲットへのすさまじいまでの執念が実リ、イソスジエビ22匹の捕獲に成功。エビが捕まらなくなったらウミウシを触って遊ぶ。「かわいい!」って…女の子のかわいいの基準が分からない。
いつもの堤防のすぐ横にある小磯。5時半が干潮のため、4時半に磯へと向かう。いい感じに潮が引いて、いかにも何かがいそうな潮溜まりがあちらこちらにできている。イソハゼや体長1センチくらいの小魚の姿はどの潮溜まりにも見つかるが、子供たちのお目当てはイソスジエビ。去年はいくらでも獲れたのに、今年はどうにも見つからない。いくつかの潮溜まりを覗き込みながら、海の方へと近づいていく。
とうとう大きな岩の下にエビらしき姿を発見した。狭い隙間なのでエビ獲り網ではうまくすくえない。子供たちはいろいろ工夫する。近くで拾った小枝を岩の下に突っ込んでエビを掻き出す。何匹かはもっと岩の奥に逃げ込んでしまうが、運の悪いエビもいるもので、潮溜まりの方へと飛び出してくる。そう動きが速いわけではない。子供1号が網を構える。子供2号が小枝でエビを突いて、網の中へとエビを追い込む。エビの頭を突くと後ろに跳ねるという習性を覚えてしまえば、この方法で1匹、2匹と捕獲していく。何度か顔を合わせたことがある漁師のおじさんの加勢もあって、小一時間ほどで22匹。110円でへた釣りが買い上げることに。明日はこのエビを餌に穴釣りしてみようと思う。
エビが溜まっている潮溜まりは結局1つしか見つからず。代わりにウミウシを発見。「うわぁ~かわいい♪」……どこがかわいいのかちっとも要領を得ないが、普段見ないものを見たときの女の子の反応は「かわいい」か「きもい」の二択であることに最近ようやく慣れてきた。最初は棒で突いて遊んでいるだけだったのだが、どうやら害のないものであると分かったようで、黒紫色のぷにょぷにょした物体を手の上に乗せて「パパ~ぁ、写真撮ってぇ~」。手に吸い付いてきたり、紫色の液を吐き出す様子まで「かわいい」らしい。女の子のかわいいへの謎が深まったw
著者: へた釣り