思っているよりは何とかなるもんだ。穂先が折れたベイゲーム ライトM190のD.I.Y修理が完了した。40号のビシをぶら下げて竿を跳ね上げてみたが、穂先は無事。水圧がかかるとどうなるかは、実際に釣りで使ってみないと分からないが、よほどの無茶をしなければ大丈夫な……気がする。
残った穂先を丁寧に耐水ペーパーで削って、トップガイドを装着し、接着剤で固定するところまでは「『リアランサーLTアジ』キタ━(゚∀゚)━! そして旧竿はD.I.Y.修理」という原稿で書いた。ここまでは、折れた磯竿の穂先を応急処置するのにやったことがある手順なのでなんかとなっていたはず。書き忘れた注意点が1つ。トップガイドの内側に接着剤を垂らして入れて、ガイドと穂先の接着面に隙間をなくすのが大事。隙間ができると、その部分にピンポイントで負荷がかかって折れやすくなる。
それでは、修理の続き。「イカリ印の補修糸」と「うらしま印の高級うるし 本透明」を買ってきた。補修糸は、「細」を選ぶ。極細の方が密に巻けて格好いいそうなのだが…当たり障りがなさそうという理由で「細」。ガイドの上部で一度結んで固定し、糸を動かすのではなく、糸は張ったままの状態にして、竿の方をくるくる回すと、しっかりずれることなく巻ける。写真がないのは、両手使って作業していたため。
補修糸を巻き終えたら、ハーフヒッチを3回くらいやって、糸を止める。糸の上からもう一度瞬間接着剤を薄く塗っておく。もう一度折れたら、この穂先は使えないので、後のことを考えずに丈夫さ優先の処置だ。
高級うるしを爪楊枝の先に取り、補修糸の巻いてある部分に丁寧に塗り広げていく。茶色のゲル状の塗料だが乾けば透明になる。補修糸の巻き終わりの部分に段差がなくなるようにこの部分は特に念入りに。
うるし塗料が乾いたら、完成。穂先を指で動かしてみたり引っ張ってみてもビクともしないことを確認しよう。トップガイドと2番ガイドの間隔が5ミリくらい詰まったが、道糸を通してみたところ問題はなさそう。
で、最終テスト。40号のビシを吊るして、竿先が暴れるくらい思いっきり竿を振ってみる。これで大丈夫なら、水圧がかかっても、いきなり穂先が折れて、無駄な努力だったねぇ~ってことにはならない……と思う…たぶんw
著者: へた釣り