竹岡は地獄!!と聞いた話を書いたら実際に釣行したK沼達人が「魚信はあるのですが半分はフグ(主にサバフグ)です」と状況を教えて下さる。何か対策のしようがないものかと考えてみたが、カワハギもサバフグもフグ目。カワハギだけ釣ってほかのフグ目は釣らない方法…ないよねぇ。
フグを寄せない方法はある。海中であまりアピールをしないことである。でも、アピールをしないと、カワハギも寄らないわけで、サバフグに針を取られるのはフグ目にアピールする誘いができている証拠と諦めるしかない。昨年のTKB予選でもフグだらけで針を噛み切られ続けて大苦戦した。そのときダイワスタッフとして乗船していたT淵名人に「フグを避ける方法ないですか?」と質問したのを思い出す。T淵名人はコンマ1秒すら考えた様子もなくこう答えた。「ないです(笑)」。フグのアタックに腐らずに、カワハギの魚信を確実に物にしていくしかないってことか。
「(サバフグは)オイシイので、ひたすら釣って持って帰って喰うのが最善策」とのアドバイスをU原達人からいただいたが、サバフグの中にはなにかの間違いでドクサバフグが混じっていることがある。カワハギが釣れないからってフグ食って死ぬのはイヤだっ!!という理由でこれまで持ち帰ったことはない。一応、ドクサバフグは背びれまで小棘があるので見分けられるってことまでは調べたが……。これが超高級魚のトラフグならば冒険しようかと悩みもしようが、命を賭してサバフグ食らう蛮勇は持ち合せていない。
著者: へた釣り