勇者様におんぶに抱っこで言われた仕掛けとタックルを持って行くだけとのんびり構えていたシマアジ釣りだが、気合を入れないとダメかもと思い直す。船宿は白間津・海正丸ではないかと教わり、サイトを見てみるとシマアジ4キロとある。カイワリを2回り大きくした物を想像してたのに…。
人間も釣りも小物なので大物を狙って釣るという発想があまりない。シマアジを釣りに行きましょうと誘われて、想定していたのが宇佐美で釣れるカイワリを2回りほど大きくした45センチ前後のシマアジだった。同じくらいのサイズのカンパチやイナワラは獲ったことがあるのでこのサイズなら全くてこにあわないことはないだろうと見積もっていた。勇者様から竿はカイワリ釣りで使っているカイメイSP 30-210で大丈夫と言われていたので、良型といっても50センチを超えることはあるまいと高を括っていたわけだ。
海正丸のサイトの釣果報告を確認すると釣果写真に自慢気な表情で写っているのはいずれも3キロ以上のご立派サイズを持った姿。50センチ以下には見えない。4キロの物も釣れているので70センチ級まではありみたいだ。白間津は根が厳しいポイントであるらしく、この魚をドラグを出さず…出してもハリス切れを避けるために一瞬だけで止めるというやり取りが要求されるそうである。だからハリスが6~8号と太いのだと思われるが……カイメイSP 30-210でそこまで強引なやり取りは経験がないのでちょっと不安。釣果は「0~1匹」で数より型狙いみたいだ。水温が上がればもう少し数も釣れるのかな?
著者: へた釣り