北海道土産に子供1号に買ってもらったヒグマ帽子を愛用していたが、3年近く被っていると汚れたというか、カビてしまった。新しい帽子を買うかなとあれこれ物色していると、これを被れば一目でへた釣りだと認識してもらえそうな物を見つける。「ダイオウグソクムシ ブラック」を買う。
ちょっと前に虫が大嫌いって書いたくせになんともキモい物が気に入ってしまう。巷で人気らしいダイオウグソクムシだが、ウオノエを巨大化しただけの生き物である。ウオノエをホラーと書いたのであるからダイオウグソクムシは特大ホラーである。実際に生きて動いている生体に関しては見たくも触りたくもないが、黒の帽子に銀色のメタリック加工で描かれているとなんだか格好がよい。こんな悪目立ちしかしない帽子を被っている人を釣り船では見たことがないので、船上でへた釣りを発見してもらうのにもこれほどい適した帽子はあるまい。今週末には間に合わないから来週デビューかな?
著者: へた釣り