妻1号&子供1号、2号におねだりして買ってもらった父の日のプレゼント「サビナイフ8 マキリ」が届いた。刃に「へた釣り」と名前も入れてもらって所有感抜群! 切れ味を試そうにも家に魚のストックがなく断念。用もないのに鞘から何度も出し眺めてうっとり…危ないパパになっているwww
釣り用ナイフはこれが三代目。1本目は持ってた方が便利かな?と釣り具店で千円くらいのナイフを買った。切れ味は……う~~むな感じ。クロダイを締めようとしても堅い頭の部分に歯が立たず。一応持っては行くけどほとんど使わなかった。二代目はタフ&シャープナイフというデザインが格好いいナイフ。こちらはクロダイの頭の付け根をちゃんと切断できたし、マゴチの眉間にもちゃんと刃が入っていった。ただし、デザインの良さがあだとなる。グリップ部のネジなどが緩んで取れてしまいやすくなり使いにくくなってきた。刃にもサビが目立つようになってきたのでそろそろ寿命かと。
そして三代目。切れ味重視でデザインよりも実用性。海で使ってもサビないナイフとして評判がよかったサビナイフ8 マキリを買った(買ってもらった)。飾り気のない武骨なデザインで、鈍く光る刃がいかにも切れるよと主張している。刃渡り129ミリ。へた釣りが釣る魚をさばくには十分な長さだ。刃の付け根の部分(チョイルというらしい)に親指が掛かるへこみがあり、力を入れて作業しやすい構造になっている。グリップは黒檀。チェスの駒やピアノの黒鍵にも使われている木なので耐久性に優れていると思われる。でも、刃の裏には丸みを帯びたポップ体で「へた釣り」。名入れの文字は本当にこれでいいのか?と確認の問い合わせがあったもんなぁ~w
ところで、マキリって…。庖丁の多くは用途に合わせて出刃、菜切り、柳刃といった具合の名前が付いている。ナイフも形状によってクリップポイント、ケーパー、スキナーといった名称がある。マキリという呼び名は庖丁の物でもなく、ナイフの物でもなく、すごく特異な感じがする。魔切り?(中二病だ)、真切り?(切れそう♪)、間切り?(何と何の間?)、馬切り?(サイズ的に無理!!)……。調べてみると、マキリはアイヌ語で小刀のことをいうようだ。漢字を当てると「魔切」「間切」が正解らしい。北海道の師匠にプレゼントするとき用の蘊蓄www
著者: へた釣り