達人さんによく言われること。「いろいろやって結局シンプルが一番だと気付くんだよ」。あれこれと余計なことばかりしているへた釣りをいさめてくれているわけだが気にしない。思いついたらやってみる。馬鹿にされても気にしない。ダメならやめる。上手くいけばはしゃぐ。これでいいのだ。
何年か前に流行った「断捨離」を思い出す。
断=入ってくる不要な物を断つ。
捨=不要な物を捨てる。
離=物への執着から離れる。
1冊だけ本を読んでみたが、色即是空 空即是色に通じる抹香臭さを感じて、そんな生き方、考え方って面白いのかな?という相いれなさだけが残った。余計な考えや物に振りまわされない生き方なんて……。
へ(下)=下手なりの工夫だから自由に考えられる
適当なことを考えるのはわりと得意な方である。調べたり考えたりするのも釣りの楽しみだ。上手な人は正解を求めるが、下手の考えることなので正解でなくていいと思っている。いっぱい考えれば1つや2つは正解がある。
た(手)=思いついたらすぐに手を出す
釣りの楽しみの1つはお買い物♪ あまり高い買い物はできないけれど、釣り具に関しては竿とリール以外ならすごく高くて手がでないという物は少ない。3000円以下なら迷わないと決めている。こうして釣り具倉庫に小物ばかりが溢れていくことになるのだがw
釣り=竿を握って妄想する至福のとき
これを試してみようというテーマがあるときの釣りは楽しい。考えたことが少しずつ上手くいっているときはもっと楽しい。逆にダメだったらすぐに忘れるのも得意である。見切りが早すぎて鍛錬が足りないという指摘はよく受けるけど……。
マゴチ釣りは中錘の先にハリスを結んで活きたエビを付けて釣るというシンプルな釣りなので妄想の余地が少ないと思っていた。島風がポッキリ折れてから、俄然この釣りが面白くなってきたのであるから自分でも変なヤツだと思う。島風に代わるマゴチ用の長竿「インターライン リーガル 2号-42」が届いた。15号の錘をぶら下げてみるとかなり柔らかい。マゴチが掛かると錘が底に付いてしまうのが不安なので、ハリスを2メートルといつもより長めにとり、タナは底から1メートル以上切って使ってみようと考えている。「インターラインだとアウトガイドと違って面でラインの負荷を分散するので折れにくい」という言葉を信じて使ってみようと思う。
マゴチはタナを15秒~20秒に一度取り直して魚信を待ついうと釣り。竿を動かしまくりたい人なので、運動量が足りないのがちょっぴり不満だった。魚を頻繁に掛けられれば運動量は足りるのだが…その腕はない。一つテンヤマゴチには少し重め(6~8号)を使って底をズル引きする釣り方と、軽めのテンヤ(2~4号)をシャクって落とすテンヤらしい釣り方の2種類があるみたいだ。死んだり弱ったりしたエビの数だけ、竿を動かしまくって遊べそうなので、釣れなくても楽しそうだ。2号、4号、6号、8号のテンヤを買ってみた。試してみて面白かったら次は奇数号のテンヤを買おうと思う。
著者: へた釣り