釣りが快適で便利になるのなら、金に糸目はつけねぇぜ(限度はあるけどw)なへた釣りが最近気になっているのがヒップガードを船でもしてる人たち。いっぱいいるというわけではないが、たまに見かける。ヒップガードといえば、磯でお尻が岩に擦れるのを防ぐためのものと思ってたが……。
どうして船でヒップガードをしているかを聞きたいのだが、へた釣りは小心者なので、初めて会った、偶然同じ船に乗り合わせただけの人に「どうしてそんなもんしてるんですか?」とは聞きにくい。船によっては座布団を貸してくれることがあるのだが、立ったり座ったりを繰り返す船釣りでは座布団はいつの間にかお尻の下からずれてしまってということがよくあるので、体にくっついていて絶対にずれない座布団代わりと勝手に納得していた。
シマノから2種類のヒップガードが発売されたので、どんなもんかいなと見ていると、船での使用を考えると、まさに座布団代わりのものと、座布団&腰に優しいものの2種類があるのだと気付く。「シマノ・ヒップガード」が座布団代わり。船の座る場所は最初から濡れていたり、エンジンをかけると水が垂れてきたりということがよくあるので、濡れてもすぐ乾く快適な素材で作られた絶対にずれない座布団のようなもの? 濡れても大丈夫なズボンを履いていてもお尻が水で冷える感触は心地よいものではない。4300円であの感触を味合わなくて済むのなら悪くないかも……。
座布団&腰に優しいのが「ウィンドストッパーベンチエアーシステムヒップガード」。手持ちで1日立って釣りをすると、一番負担がかかるのが腰だったりする。ヒップガードにコルセットをくっつけたような製品で、「ウエストはハイスペック成型パーツとアジャストテンションゴムで、安定したホールド感を実現」とある。実際に船上でヒップガードをしている人を思い出してみると、これと同じガードル一体型のものが多かった。そして比較的年配の方にヒップガードを着用している人が多かったという気もし始める。
腰への負担を減らすためにヒップガードしてるのが正解?と思って調べてみたら「近ごろ、魚よりも腰をつることが多い気がする。そんなあなた」向けのヒップガードがつり情報社から発売されていた。「らく釣」は腰部分に使い捨てカイロを入れるポケット付き。腰回りが冷えるのが嫌な冬場にはいいかもしれないがここである不安が……。船で用を足すたびにヒップガードを脱いだり着けたりする必要がある? そもそもへた釣りはお腹に贅肉をたっぷり蓄えているので上着やズボンを重ね着した上に装着可能なのか? 取りあえず、釣り具屋で試着だけしてみよう。
著者: へた釣り