ヒラメを4匹釣って、北海道の師匠へのお年賀代わりに宅急便で送って、さぁ~て、自分の分の晩ご飯を釣りに行くかっ!と道具を抱えて、外に出ると……雨。一度部屋に戻って、雨雲レーダーを確認すると、止みそうにない。むしろどんどん本降りになっていきそう。今日も…コンビ二弁当!!
う~~ん。いいことばかりはありゃしない~~♪ 雨が降っていても風、波ともにたいしたことはないので、短期決戦なら迷わず雨天決行なのだが…冬の雨の下、体調を崩しては元も子もない。明日も明後日も明々後日も釣りなんだからと、本日は釣り断念。コマセを毎日使い切っているわけではないので、コマセに雨が入ると、明日以降、面倒だという実務的な理由も中止の一因だったり。明日は風も強まりそうなんだけど……カワハギ・アオリ船、大丈夫かなぁ~。風・波ともに東京湾の船宿なら出るレベルなんだけど……。
んで、雨で暇なので宇佐美の話なんぞを。宇佐美という地名、海岸に神様が降臨したとき「なんという美しい砂浜じゃ~♪」とおっしゃられたから宇佐美。なんだそれ!って感じだが、地名なんてだいたいそんなもんである。伊豆で挙兵した源頼朝を支えた二十五功臣の1人、宇佐美祐茂の城跡が残っていたりするが、さほどメジャーな人ではないので、観光資源にはなっていない。全国にいる宇佐美さんは宇佐美祐茂の係累と考えていいようだ。
宇佐美周辺が歴史に再び登場するのは、江戸時代になってから。江戸城を築城するために石切場となったのが宇佐美近辺。1605年から1636年まで石垣用の石がここで切り出され、海路江戸まで運ばれていた。各藩が自分が切り出した石だという証拠に刻んだ印が石に残されているのを見ることができるらしい。こちらはハイキングコースとして観光資源になっているようである。さらに時代を下って、黒船に乗って外国に渡るために下田に向かう途中に吉田松陰が腰掛けたとされる石も残っているが腰掛けただけとなると、真贋が気にならないほどにどうでもいい。
著者: へた釣り