あわや2釣行連続でクーラー空! オニカサゴみくじは小吉の動画版。魚信が少ない釣りは魚からヒントがもらえず苦手だ。さらに動かさない方がいいという指導が入ると……どうしてこんな釣りしてるんだろう?という気分になる。美味しくって食べたいからだと釣れたら気づくのであった。
釣行後記
多動性中年を自称している。普段デスクワークで日がな一日パソコンの前に座って作業しているため、週に一度の釣りのときくらいは存分に体を動かしたい。ウィリーでの釣りなど竿を動かし続けて釣ることを好むが、釣りの動機には釣りたいと同じくらい食べたいが重要。オニカサゴは食べたいから釣りに行く魚の代表だ。中骨や頭からいい出汁が取れるので冬のこの時期、お鍋にして最高。さらに胃袋は湯がけばコリコリの珍味に、肝は酒で軽く洗って蒸すとあん肝より美味だと思う。ヒレはもちろんヒレ酒にする。
食べたいから釣りに行っているはずなのに釣れない魚である。これまで18回釣行し釣れたのは今回を含め5度だけ。釣行費だって馬鹿にならない。正直書くと何度ももうやめようと考えたことがある。3年前からサドンデスルールで臨むことにした。一度でもボウズを食らったらその年は再戦しない。深追いしないと決めたことで集中力が増すのか直近4戦に限ればボウズは1回だけと釣況が好転した。
オニカサゴ釣りは魚信が多い釣りではない。自分がやっていることが正解かどうかは魚が教えてくれるのだが、魚信が少ないということは魚からもらえるヒントも少ないということだ。釣果だけみれば好転はしているが上達しているかどうかは分からない。今回の釣行でも桟橋で名人から「動かしすぎかな?」と指摘されたが、動かしすぎないようにとかなり意識してこれが限界だったりする。
著者: へた釣り