新型コロナの影響で飲食店や宿泊業は青息吐息の状況と伝えられる一方で、近場のレジャーとしてグランピングなどが人気。手軽に入門できて道具も一式借りられる…船釣りもそんな条件を満たしているため人気が高まっている。緊急事態宣言で夏休みの船宿は相当混雑する気が…。
金沢八景・一ノ瀬丸は初心者に人気の船宿だ。船に乗ってみると、ほとんどの釣り人がオレンジ色のレンタルライフジャケット&貸し竿ということもあり、足繁く通っているはずのへた釣りの方がアウェイ感というか疎外感を感じることすらある。あまりに釣りを始めたばかりという人が増えすぎたためだろうか、一ノ瀬丸のサイトには「船釣り初挑戦・ビギナーのお客様へ」という案内文が掲載されている。釣り物の選び方、ステップアップの仕方、服装、タックル(仕掛け)などについて割と細かく説明されていて面白い。でもって、へた釣りが好む釣りはビギナー向けの釣りであるらしく……。
船釣りに初挑戦する人が増えているというのは、東日本大震災後の自粛流行りでこのままだと船釣りは廃れてしまうのではという状況もみているので、コロナ禍に負けずに繁盛しているのは大変喜ばしい。一方で、あまりに人気が出すぎて、天気予報で凪なのを確認して予約を入れようとすると既に予約締切ということも。そういう日は仕立ても入ってることが多く、多隻出しにもならずで釣り物変更を余儀なくされてがっかりする。もうすぐ夏休みに入る。さらなる混雑が予想されるために、天気予報の詳細が発表されたらすぐ予約。明日まで考えようなんて悠長なことはしないと決める。
著者: へた釣り