SICガイドなのに4999円と格安で入手したヤリイカ竿は初戦で根掛かりを外そうとしてへし折れた。格安だったのは倒産メーカーの竿だったからで修理はできない。釣行をご一緒した深場の勇者様が直せるかもと持ち帰ってくださり修理が終わって返ってきた。元より丈夫になった?
穂先をちょっと折ったという折れ方ではない。竿の曲がりの頂点部分でまさにへし折れた。こんな竿の折れ方をしたのは初めてだったので、やっぱり安物はダメかと折れた瞬間思ったが、イカ用の竿というのはこういう物であるらしい。根掛かりを竿を煽って外すのはご法度であると学習した。穂先が折れたときにトップガイドを買ってきて少し短い竿として復活させる修理は何度かやったことがあるが、最も負荷がかかる曲がりの頂点で竿を継ぐ修理の仕方は知らなかった。
深場の勇者様のブログで確認すると、竿の折れた部分にちょうどハマるようにグラスソリッドを少しずつ削ってチューブラ部分に芯を作る。芯に竿の元部と先端部を接着して固定する。継いだ部分にスレッドを巻いて補強して修理完了のようだ。深場の勇者様いわく「折れた部分は元よりも丈夫。折れるなら継いだ部分の前後」であるらしい。300号のオモリをぶら下げて頭上に竿を持ち上げても大丈夫だったので、ヤリイカがまた釣れ始めたら使ってみる。
著者: へた釣り