ウネリが取れそうにないのでキンメムツを回避し、月曜ならと狙っていたアマダイもこちらもウネリそう。2021年の初釣りは東京湾奥でとなった。1日湾奥で釣るなら行っておきたいのが昨年開業した鮫洲・和彦丸。湾奥で1日船に乗ることはあまりない。こんな機会でないと行けない。
釣り物はアジでもシロギスでもなんでもOKというつもりで確認すると、日曜の出船はシロギス&ライトアジリレーだった。アジは強風で海がかき回された方が活性があがるので問題ない。一方のシロギスは底荒れすると口を使ってくれなくなるので苦戦するかなと漠然と考えていたが、増尾船長から「シロギスがなかなかテクニカルになってます」との連絡。よく考えると冬のこの時期にシロギスをやるのは初めて。夏から秋の盛期のつもりで臨むと大撃沈しそうな予感に、慌てて冬シロギスの釣り方を一夜漬けでお勉強。
水温が落ちるとシロギスの釣れる水深は深くなるようで、20メートルくらいのこともあるそうだ。越冬に向けて脂を蓄えて落ちギスと呼ばれるこの時期のシロギスは最高の食味であるらしい。水深が深いのでオモリ20号で胴突き仕掛けで狙う。キャストして広く探るというよりは船下でしっかりアピールさせるという釣りになるようだ。アオイソメは4~5センチくらいと少し長めに装餌し、オモリを底に着けて少し糸をふけさせてゆっくり聞いてを繰り返す。アワセは一呼吸おいてエサを飲ませるつもりでやる。
置き竿も有効のようで、置き竿の場合は波の上下でオモリが底につたら糸ふけが少し出るくらいにタナを設定するみたいだ。手持ちの竿もあまり動かしすぎるのはよくないみたいなので、アジ用の竿にも胴突き仕掛けを付けて2本竿を面倒見ながら魚信を待つって感じでいいんだと思う。脂ノリノリの落ちギス…子供たちが天ぷら食べたいと言っていたので、10匹くらいは釣れるといいなぁ~っと。
著者: へた釣り