今年もダメかなぁと様子を見ていた竹岡沖のカワハギだが11月にならんとしたタイミングでようやく上向いた。ここで行っておかないと今年も竹岡沖のカワハギはやらず仕舞いになりかねない。みんな考えることは同じなようで予約締切多数の中、金沢八景・一ノ瀬丸になんとか滑り込む。
仕掛け類などのストックがちゃんと残っていることを確認したらエサのアサリを買いに行く。熊本産アサリが100グラム89円で売られていた。例年より小粒に見えるのは気のせいかな? カワハギのエサなので大きすぎると困るが小さい分には1つの針に2粒、3粒付ければいいので困らない。1年ぶりのアサリ剥きだが手が覚えているものである。1時間ほどで余裕を持って1日分のアサリを剥き終える。水洗いしてヌメリの元になる汚れを洗い流したらいよいよハギポン合成。
ハギポンのレシピは、グルタミン酸4:グリシン2:アルギニン2:アラニン1:プロリン2。サジで測って入れていく。アサリを少し締めるために粗塩も1投入する。白い粉が全体に回るように軽く指で掻き混ぜてから真空圧縮器のマリネ機能を使ってハギポンをアサリに浸潤させる。一晩、冷蔵庫で保管してから明日の朝、減圧して容器に移して持っていく。減圧したときに空気が抜ける音とともにハギポン液がアサリに吸い込まれていくような気がして、朝から気分が盛り上げる。
竹岡沖は2年ぶり。ピカイチくんあっぱよを初投入してみる。ピカイチくんの集魚効果を最大限に生かすためにオモリのすぐ上15センチに3本針を配する密集仕掛けで、3粒のアサリでなんとか1匹を獲る作戦。数より型を狙いたい。目標は3匹合計長75センチ超えに設定したいが3匹釣る自信があるの?と言われると、た…たぶん釣れる……釣れるもん!
著者: へた釣り