目を疑う釣果に出くわすことはたまにあるが、釣れ盛った魚が赤いダイヤと例えられる超高級魚となると…なんで、俺、乗ってないんだよぉぉおおと地団駄踏みたくなる。5月17日の羽田・かみやLT深場五目でアカムツ船中53匹。淳ちゃん船長が棲家を発見したそうで、柳の下の…ありかな?
そういえば、人生初のアカムツも淳ちゃん船長のLT深場船でだったなぁと思いだす。本命というかメインターゲットはクロムツだ。その日は釣れども釣れどもクロシビカマス(≒スミヤキ)ばかりで大苦戦。飽きずに誘い下げ続けていると、オモリが着底したと同時に竿をガコガコッと揺らす明解な魚信。クロムツ! しかも良型に違いないと喜々として巻き上げる。ときどき重量感のある引き。クロムツならその抵抗は徐々に弱くなっていくはずなのだが、海面近くになってもまだ引く。魚信はクロムツっぽかったがメダイかなにか別の魚かもと不安を覚える。海面に姿を現したのは……赤く輝く魚体だった。43センチ。東京湾口でこんなご立派サイズのアカムツが釣れることもあるんだと驚いた。
5月17日の釣果を見るとこの日もクロムツは船中3匹と低調。一方で、アカムツは「小さく攻め返す度にポツリポツリ」と釣れたようだ。ポイントは「前回担当した時にアカムツが4尾釣れた周辺」とのことなので、本当に東京湾口のアカムツの棲家を探り当てたのかも。金沢八景・新修丸からアカムツ船が出船しているくらいなので、ポイントさえつかめば専門に狙うことは可能と思われる。アカムツが棲家から引っ越ししちゃわないうちに、東京湾口アカムツツ抜けチャレンジしてみたいが……外出自粛要請…早く解除されて!
著者: へた釣り